災害時の口腔ケア

みなさん、こんにちは。

新さっぽろライフ歯科です。

 

来週は早いものでもう10月ですね。

2023年も残り3ヶ月になりました。

暑さが和らぎ過ごしやすい季節になり、これからは紅葉がきれいなシーズンになります。

今年の夏は暑く外に出るのもためらわれたので、この過ごしやすい時期にお散歩や運動を楽しみたいですね。

 

さて、今回は『災害時の口腔ケア』についてお話します。

 

胆振東部地震から5年、万が一のときに備えて皆さんはどんな準備をされていますか?

会社でもご家庭でも、防災対策を行う必要があります。

 

備品の購入 ー 懐中電灯やラジオ、お水や食料など

連絡方法の確認 ー 合流場所の共有、連絡網作成など

避難場所の確認 ー 地域の緊急避難場所の確認

役割分担 ー 情報収集係や連絡係などの選定

 

など、準備をされているのではないでしょうか。

万が一はない方がよいですが、慌てないためにも事前にしっかり準備をしておきたいですよね。

 

みなさんが準備している防災グッズの中には歯ブラシは入っていますか?

必ず防災グッズには歯ブラシ液体歯みがき洗口液(うがい薬)を入れておいてください。

義歯を使用されている方は、義歯ケースも忘れずに入れておいてください。

 

 

災害時はお口のケアがおろそかになってしまいます。

歯みがきができない環境になると、むし歯や歯周病になるリスクが高くなるだけではなく、

お口の中が清潔でないとお口の中に細菌が増殖し、肺炎を引き起こします。

特に小さいお子さん高齢者の方は注意が必要です。

歯磨き粉を付けなくても構いませんので、食後にはブラッシングとうがいをしましょう。

義歯も清潔に保つようにしてください。

 

歯ブラシがないときは、ハンカチや布などでお口の中を拭くだけでも効果はあります。

少量の水やお茶でうがいだけでも構いません。

 

災害時は水分補給や食事が少なくなることで、唾液が少なくなってしまいます。

唾液にはお口の中を洗浄する効果があります。

食事のときには噛む回数を増やすと唾液が出やすくなります。

お口の中の乾燥は細菌を増やしてしまいますので、耳の下・ほお・あごの下を手でもんで、唾液を出しやすくしましょう。

 

 

お口の中を清潔に保つことは、全身の健康につながります。

歯みがきはお口の中だけではなく、命を守ることになります。

 

災害時の行動を日ごろから理解し意識することで、万が一のときに行動に移すことができます。

いま一度災害時の口腔ケアについてご理解いただき、もしものときに備えてくださいね。

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